新型コロナウイルスの影響は,働き方,生活様式,社会そのものを大きく変化させ,ウィズコロナ,アフターコロナ,ポストコロナなどと言われ,今後の生活環境やビジネスの変化が注目されています。その中でもお客様のDX(デジタルトランスフォーメーション)への取組,5G,AI,セキュリティなど新たなソリューションビジネスは確実に増加していくと考えられます。この先行きが読めない時代にこそ,実は「イノベーションの機会」があるといえるのではないでしょうか。
その様な背景の中で,HiBiSのミッションである「広島におけるインターネットを活用したビジネスの活性化」を実現するため,IT企業のみに限らずIT業界以外の組織や個人の方が参加できる機会を増やし,さらに各々の部会に顧問を設置することにより,産学連携を強化することを大きな方針とし,これまでの各大学との連携をさらに強化して,若年層の技術者や起業家の発掘に努めます。
まず,毎年開催している「HiBiSインターネットビジネスフォーラム」を引き続き開催する他,各部会からテーマを持ち寄り,「IT勉強会(オープンセミナー)」の開催を定期的に企画して行きます。これまでに実績のある一般社団法人テレコムサービス協会との共催イベントを継続し,さらに独立行政法人情報処理推進機構(IPA),および公益財団法人広島市産業振興センターとの連携を深めて行きます。
また,インターネット・セキュリテイの分野においては,情報セキュリティに関する技術的要件を中心に,最新動向と問題点等を調査・研究し,独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と連携して「セキュリティ・ミニキャンプ」を開催します。さらに,インターネットビジネスを展開する上で,ユーザ・インターフェイスを考慮したデザインの重要性が増してきていることから,UI/UX研究部会を中心として新たな資格制度へも取り組みます。
以上のように今年度もHiBiSは広島発のインターネットビジネスやベンチャー企業の発掘を行うことで,業界および地域社会の情報化・高度化に取り組んでいきたいと考えております。
本年度の運営計画を以下のとおり示します。
- 4つの部会活動
①AI・IоT研究部会
②ビジネスモデル研究部会
③インターネットセキュリティ部会
④UI/UX研究部会
- IT勉強会(オープンセミナー)
HiBiS内外,およびメンバーの部会を超えた情報交換,親交を深める場として,IT勉強会(オープンセミナー)を開催します。ゲストスピーカーには,インターネットビジネスで活躍中の企業をお呼びし,ビジネスアライアンスの場を提供していくことで,HiBiSの活動を知って頂き,同時にHiBiSへの新規入会を促します。さらに,産学連携の一環として,学校関係者(先生,学生)の参加を積極的に進めて行きます。
- HiBiSインターネットビジネスフォーラム(第25回)
インターネットビジネスに取り組まれている企業からビジネス事例を発表していただく企画です。企業の部として,HiBiSのメンバーか否かを問わず,自薦他薦形式で,中国エリアの企業もしくは当エリアで事業を展開する企業のビジネス事例を募ります。
また,学生の部として,起業家をめざす学生,ビジネスモデルを研究している大学生や高等専門学校生,専門学校生からのビジネス事例を募集します。今回で9回目を数えますが,広島県内の多くの学校から応募があり,未来を担うサポートの場として定着してきました。
応募いただいた全ての発表原稿は,小冊子にまとめ11月(予定)のフォーラム当日に配布するとともに,事前審査により選定した優秀ビジネス事例をフォーラムにて発表していただきます。企業の部,学生の部からそれぞれ,一般社団法人テレコムサービス協会主催の全国大会「Japanビジネスデザイン全国発見&発表会」への出場権または挑戦権が与えられます。
- セキュリティ・ミニキャンプ in 広島 2021
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および,セキュリティ・キャンプ協議会では,次代を担う日本発で世界に通用する若年層の情報セキュリティ人材を発掘・育成するため,産業界,教育界を結集した講師によるセキュリティ・キャンプを実施し,それを全国的に普及,拡大していく取り組みを進めています。HiBiSではこの取り組みと連携して,昨年に引き続き,「セキュリティ・ミニキャンプ in 広島
2021」を開催します。
- インターネットによる情報提供
・Webサイトを活用してHiBiSの活動状況を周知します。
・SNSを活用した情報提供を積極的に行います。
HiBiSの活動は,メンバーの参加が無ければ成果を出すことができません。各部会は,それぞれ魅力のある事業活動を計画しています。メンバー各社の積極的な参加をお願いいたします。