Webコンテンツや電子メールをはじめとするインターネットの様々な機能やサービスは、ビジネスシーンにおいても、日常生活においても、私たちに とって不可欠なものとなりました。昨今の「Web2.0」現象にはじまり、クラウド・コンピューティング、SaaS方式でのアプリケーション提供、それらを実現するための仮想化技術、リッチなユーザ体験を提供する新たなアプリケーション開発技法、有線から無線へと拡大するブロードバンド環境等、インター ネットは普及期を終え、次のパラダイムへと着々と進化しています。
このような中、今年で設立14年目となるHiBiSは、インターネットの初期的な導入期から、インターネットを活用したビジネスの啓発を目的として活動 を続けてまいりました。過去13年間にわたる活動によって、HiBiSは広島におけるインターネットビジネスシーンに一定レベルの役割を果たして来たと自負しておりますが、このようなパラダイムの大転換期に臨み、ますます重要な役割を担っていると認識しています。経済に目を向ければ世界同時不況という苦し い状況の中ですが、これも転換期の一つの要素として捉え、今後さらに活動を強化してまいります。
活動の中心は、これまで同様、各部会に別れた専門分野に分かれた各部会としますが、テーマを時代にマッチさせるため部会構成を一部変更します。各種セミ ナーの開催、メルマガ発信は継続していきます。また、本年11月にはコンピュータ&ネットワークEXPO広島'09と、IETF(インターネット・エンジニアリング・タスクフォース)が同時期に開催されることから、これらに関連した企画を検討する予定です。恒例の広島インターネットビジネスフォーラムは、 引き続き開催し、広島発のインターネットビジネスやベンチャー企業の発掘を行うことで、業界および地域社会の情報化・高度化に取り組んでいきたいと考えて おります。
本年度の運営方針を以下のように定めました。
HiBiSの活動は、メンバーの参加が無ければ成果を出すことができません。各部会は、それぞれ魅力のある事業活動を計画しています。メンバー各社の積極的な参加をお願いいたします。