Facebookをはじめとしたソーシャルメディアの影響力が大きくなり、メディアから消費者への一方向だった情報流通の仕組みが大きく変わろうとしています。携帯電話が従来型のものからスマートフォンへ移行するし、消費者がいつでもどこでも簡単に情報発信できるようになると、この流れはますます加速していくでしょう。
平成24年度のインターネット・ビジネスは昨年度に引き続き、「ソーシャルメディア」、「スマートデバイス」、「クラウド・コンピューティング」、「オープンソース」の4つのキーワードが中心となって展開されると考えられますが、HiBiSはこの時流を逃さないよう、部会活動やセミナーなどのイベント開催を中心に活発に活動してまいります。
ミッションである「広島におけるインターネットを活用したビジネスの活性化」を実現するため、部会の構成を変更してIT業界以外の企業や個人の方が参加できる機会を増やし、IT業界内での連携、産学官連携を強化することを大きな方針といたします。
まず、毎年開催しているインターネットビジネスフォーラムと、一昨年より不定期に開催しているHiBiSビジネス交流会をひきつづき開催する他、ビジネスモデル部会の名称を改めた「ビジネスIT活用部会」が中心となって、IT業界以外の企業や個人の方がITを活用したビジネスを討議できる場を設けます。クラウド・コンピューティング研究部会は、クラウドのビジネス利用を研究する活動に加え、昨年度2回ほど開催いたしました産学連携を発展させてまいります。OSS活用部会は「IT先進技術研究部会」という名称に変え、オープンソースから取り扱う技術分野を広げます。HiBiSの活動を内外に積極的に発信するため、新設する「Facebook研究部会」はウェブマーケティングの研究成果を、そのままHiBiSの広報活動の中で実践するなど、マーケティングのテストベットとしても活動してまいります。インターネットセキュリティ部会、Android活用部会についても、昨年同様、引き続き活発に活動してまいります。
本年度は、2年に一度、情報化シンポジウムが開催される年度であり、テーマや主旨に沿ったセミナーを企画・実施する予定です。毎年開催しています広島インターネットビジネスフォーラムも、このシンポジウム期間中のイベントとして開催することで集客や周知の相乗効果を狙います。以上のように今年度もHiBiSは広島発のインターネット・ビジネスやベンチャー企業の発掘を行うことで、業界および地域社会の情報化・高度化に取り組んでいきたいと考えております。
本年度の運営方針を以下のとおり示します。
HiBiSの活動は、メンバーの参加が無ければ成果を出すことができません。各部会は、それぞれ魅力のある事業活動を計画しています。メンバー各社の積極的な参加をお願いいたします。