クラウド・コンピューティング、タブレットPC、スマートフォン、IoT、SNS、ビッグデータ、マイナンバー制度・・・インターネット後(AI)の世界が、新たなビジネス形態を作り始めています。GE社のイメルトCEOは、「インダストリアル4.0が始まる。中核技術はインターネットとソフトウェアである。」とGE社の進路の大変更を宣言しました。地域のユーザ企業にとっても、大きな変革が迫られており、その中核技術がITです。我々の出番が来た訳です。様々な事業の高度化にはITは欠くことのできないパーツであり、中心的なビジネス構成要素です。全ての産業におけるユーザ企業が、ITの価値を県内のIT企業と共有することのできる、人材という共通基盤を作り上げたいと思います。
HiBiSのミッションである「広島におけるインターネットを活用したビジネスの活性化」を実現するため、IT企業のみに限らずIT業界以外の組織や個人の方が参加できる機会を増やし、さらに各々の部会に顧問を設置することにより、産学連携を強化することを大きな方針とし、これまでの各大学との連携をさらに強化して、若年層の技術者や起業家の発掘に努めます。
まず、毎年開催している「HiBiSインターネットビジネスフォーラム」を引き続き開催する他、各部会からテーマを持ち寄り、「IT勉強会(オープンセミナー)」の開催を定期的に企画して行きます。これまでに実績のある独立行政法人情報通信研究機構(NICT)、および一般社団法人テレコムサービス協会との共催イベントを継続し、さらに独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、および公益財団法人広島市産業振興センターとの連携を深めて行きます。
その中でもインターネット・セキュリテイの分野においては、情報セキュリティに関する技術的要件を中心に、最新動向と問題点等を調査・研究し、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と連携して「セキュリティ・キャンプ」を開催します。また、今年度からは、広島県東部(備後地域)での活動を中心とした「備後IT部会」を開催することにより、広島県全域からの企業や学生の参加を促します。
本年度は、2年に一度、「ひろしまIT総合展2015」が開催される年度であり、毎年開催しています「HiBiSインターネットビジネスフォーラム」に加えて、「セキュリティ・キャンプ」も、この期間中のイベントとして開催することで集客や周知の相乗効果を狙います。
以上のように今年度もHiBiSは広島発のインターネットビジネスやベンチャー企業の発掘を行うことで、業界および地域社会の情報化・高度化に取り組んでいきたいと考えております。
本年度の運営方針を以下のとおり示します。
HiBiSの活動は、メンバーの参加が無ければ成果を出すことができません。各部会は、それぞれ魅力のある事業活動を計画しています。メンバー各社の積極的な参加をお願いいたします。