NTTによるNGNのサービスが開始され、IPネットワークの世界も新しい段階に入ってきました。サービス面でもSalesforce.comの 成功に代表されるSaaS(Software as a Service)が、経済産業省による推進政策もあり脚光を浴びています。NGNも映像配信のみでなく、広帯域品質と高セキュリティを提供するIP基盤が SaaSのインフラとして期待されているようです。
IBM、ヤフー、グーグルが推進する「クラウド・コンピューティング」は、インターネット技術が基幹システムへの強いインパクトを与えるキーワードとなり、IPネットワークの中で、全てのコンピューティング処理が行われる可能性を示します。
また、携帯電話の発展も無視することはできません。携帯電話が単なる音声系の通信手段でないことは既に自明ですが、ICタグによる認証・決 済機能、GPSによる位置情報監視、検索・入力端末としての利用拡大、モバゲーに代表される新たなコミュニケーション機能等々、ビジネスシーンでの重要度 が益々増しています。
このような環境の中で、HiBiSは今年で設立13年目を迎えました。HiBiSはインターネットの初期的な導入期からインターネットによ るビジネスを目指した活動を続け、広島におけるインターネットビジネスシーンに意味のある役割を果たせたのではないかと自負しております。本年度も、時代 を先取りしたインターネットビジネス関連テーマの5部会を中心に、メンバー参加型の活動を継続してまいります。多くの皆様方のご参加を期待しております。
また、10月に行われます「情報化シンポジウム広島2008」に参加し、インターネット関連のセミナー・講演会を実施いたします。
HiBiSの活動は、メンバーの参加が無ければ成果を出すことができません。各部会は、それぞれ魅力のある事業活動を計画しています。メンバー各社の積極的な参加をお願いいたします。